台湾ロングステイ 宜蘭

台湾ロングステイ協会

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宜蘭県

台湾ロングステイ協会では、新たに宜蘭県でのステイをご紹介できることとなりました。

 

宜蘭県の紹介を、当協会の日本人現地スタッフ(現役ロングステイヤー)による、礁渓温泉を中心とした滞在・訪探レポートの形にてお伝えいたしますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

宜蘭地方の紹介

この地は、台湾島の北東部にあり、東に太平洋を望み、南北西が台湾中央山脈に囲まれ、その山脈が蘭陽渓を作り沖積平野をなす地味豊かな台湾北部の穀倉地帯を作り上げている。

 

気候は、温暖で古くから農地が開発され現在では、この国有数の農産物の生産地帯になっている。

 

今を遡ること400年前、平埔族である カマラン族、タイヤル族の住地であったが清朝時代(1796年)、福建人の呉沙と言う人物が移民を率いて蘭陽平野の一角宜蘭市周辺の開発にあたった。

 

開拓に従事した人々は、その多くが客家の人々だと言われ、宜蘭市内には円形の城壁跡が今もわずかに残り、当時の面影をしのばせる。

 

以後平埔族は、同化が進み、同化を嫌う原住民は集落形成しながら東海岸を南下して行った。

 

日本統治時代に入り城壁は、取り除かれ今は見る事は出来ないが、宜蘭市の地図を開けばその痕跡を見る事が出来る。

 

宜蘭市とその周辺都市羅東や蘇澳は、1920年代を迎え、農産物の品種改良が進み生産性が向上し、時を同じくして台湾鉄道が台北を起点に基隆、宜蘭更に蘇澳港まで開通し物流が一層活発になりこの地域の農業生産は飛躍的に伸び繁栄し発展した。

 

鉄礁渓の町は、この鉄道沿線にあって行政上は、宜蘭市に属し羅東を始め幾つかの宜蘭市の衛星都市の中の一つを形成している。

 

鉄道の開通は、宜蘭地域経済の繁栄のみではなく日本本土の対外交易港としても高雄港と共に台湾の二大港運地域として発展を見た。

 

現在でも、主要農産物と共に台湾セメント会社蘇澳工場の積み出し港として地元経済を大きく支えている。

 

礁渓温泉

電車で礁渓の町に下車すると懐かしい温泉町の雰囲気が漂い駅正面から見える家並みと温泉の看板は、私の故郷、大分県別府温泉を思い起こさせる。

 

駅前通りから市内本通り商店街に沿って歩きながら見物を始める。

 

この温泉は、古くから地元住民が、温泉地周辺に囲いを作り温浴していたそうであるが、日本統治時代に入り、本格的な温泉として、公衆温泉或いは温泉旅館として開発し温泉を商業化した町でもある。

 

礁渓の町の裏山には、遊歩道が設けられ、この道に沿って進むと深い渓谷と滝、原始林の様相を見せ当に深山幽谷その中に突如として現れる修道院は、程良い心の安らぎを覚える。

 

懐深い自然と温泉を巧みに活用した自然遊歩道と公園は、礁渓の町以外、他に私は知らない。

 

さらに温泉の特性を十二分に生かした温泉プールを始め、足湯等は私たち日本人には特別な親しみを感じさせる。この温泉は、台湾東北部にあり、しかも平地にある唯一つの温泉町として有名である。

 

礁渓温泉は、電車で通過する町で全く知らない街ではないが下車は初めてである。礁渓は、宜蘭県の県都、宜蘭から北へ電車で10分、人口四万足らずの閑静な温泉町である。

 

 

礁渓温泉周辺部には、太平洋に面した荒磯、その沖合に浮かぶ亀島は、訪れる私達に雄大な自然にしばし時の流れを忘れさせる。礁渓温泉は、無色透明、温度50度で弱アルカリ性の炭酸温泉、泉質は滑らかで入浴感覚の良さは忘れれない。

 

更にこの温泉には、フェノールが含有されて胃腸や肌、特に女性には美肌効果があるそうで、この国では究極の温泉だと言われている。

 

台湾では、数少ない平地に湧出する温泉で、泉質は鉱物質を多く含み健康増進、特に女性の肌に良いとされている。

 

流石、農業県らしく、ここ礁渓温泉は、農水産業まで幅広く応用し農水産物の栽培或いは水産資源の培養にまで温泉を活用している。

 

この温泉は、礁渓駅を中心に半径1キロ余りの円内にあり広い範囲に分布しているわけではない。

 

礁渓温泉は、日本統治時代は、かなりの知名度を有していたが、激しい歴史の流れの中に埋没され、ここ礁渓温泉を知る日本人は、現在は、少なくなっているのは寂しい。

 

町中を歩くと日本時代を思い起こさせる建物、温泉町の雰囲気が漂い、日本人には程良い郷愁を感じさせ時に日本語で話しかけられる。

 

日本式の温泉旅館(和風の部屋)も少なくない、同時に日本語の通じる温泉旅館やホテルもあり日本人には有り難い。

 

都会地の温泉に有りがちな喧騒は無く保養地として落ち行いた雰囲気を醸し身も心もリラックスさせる。

 

温泉ホテルに挟まれた狭い露地裏の土産物屋道の雰囲気は、私の故郷である別府温泉の露地裏の露天店を思い出させる。

 

一瞬ここは、別府温泉ではないかと?錯覚することもしばしば・・・・・・・・。

 

ここの人々の容貌と人々が醸し出す雰囲気が、そのように私を錯覚させるのであろうか。土地の人であろうか、それとも旅行者であろうか、人々は、足湯温泉に浸りながら、思い思いの時間を過ごしている人々をそれと無く眺めていると形容し難い長閑さを感じた。

 

この国の人々が古来持ち続けた穏やかさと大らかさであろうか、これも今の日本人が既に忘れた心の財産をこの温泉地でも見る事が出来た。

ゴルフ場

電車が礁渓の駅に近くなると列車の左窓辺の山上の緑の中に大きな建物が三つ点在する。仏光大学,淡水大学、礁渓ゴルフ場である。

 

地形の特質を巧みに活かした美しいゴルフ場である。

 

礁渓の町から20分足らずの裏山を自動車で登ると、そこはもう海抜数百メートルの高原が開け、眼下に礁渓を始め宜蘭、羅東の町々が一望の下に望まれ彼には雄大な太平洋を望む事が出来る。

 

私はゴルフをしないのだが、この景観の中に佇むと、此処でゴルフを楽しむ人々の気分が分かる様な気がした。

礁渓温泉へのアクセス

礁渓は、台湾方北部に台北から高速バスで40分余り、台湾鉄道では北まわりで自強号で一時間と大差は無いが高速バスがやや早い。

 

宜蘭、礁渓は台北から極めて近距離であることを考えれば、この国を旅行したい旅行者にとって新しい視点で旅行計画の立案が可能である。

 

私達日本人にとって台湾旅行の始まりは、常に台北を起点に台湾各地を旅行する事を普通として来た。

 

台北市を起点にした国内旅行は、時間的な効率の良さはあるが、高いホテル代と都会特有の喧騒に悩まされる。

 

台北…宜蘭間の高速道路開通は宜蘭、礁渓を台北の衛星都市しかも同一市内の距離に変えてまった。

 

宜蘭、礁渓・・・・台北間の高速バスに変わり時間 片道約40分 料金往復200元。宿泊ホテルは休日でも台北よりはるかに安く、しかも宿泊が容易。

 

時間を気にしない旅であれば経費節約と温泉地宿泊旅のだいご味を倍加させる。礁渓を基地にした台湾全国の旅は東海岸はもとより西海岸へのアクセスも極めて有利。

 

台北−礁渓間の高速バス利用は、宜蘭・礁渓観光に限らず台湾全土へのアクセスに利用価値が高い。