台湾ロングステイ 体験談 ボランティア

台湾ロングステイ協会

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ボランティア活動

住居地の隣町に旧友の獣医師がいたお陰で、歓迎行事が一通り過ぎた11月8日から彼の案内で乳牛の臨床指導を開始しました。

 

その前に台湾の酪農状況をお話しします。

 

平均飼養頭数は日本の数倍で、施設、設備も日本よりも進んでいますが、その反面、飼養管理技術と医療技術が遅れています。

 

その為、病気になると治らないで淘汰される(屠殺される)患牛が多く、牧場主にとっては大きな損害となっています。

 

其の原因は、臨床獣医師の医療技術不足が第一に、第二に臨床獣医師の絶対数不足で、牧場主自ら牛の治療をしているのが現状です。

 

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(第四胃変位症の公開手術)

 

第四胃変位症という病気が多発していまして、これは開腹手術を施さなければ治らないのですが、これの診断と治療法(手術法を含む)を獣医師の方々は熟知していませんでした。

 

8日から1頭目の開腹手術を行い、11月中に5頭実施しまいた。2頭目の手術から近隣の獣医師が見学に来はじめ手術を習得し始めました。

 

12月には多い日で1日3頭手術していました。

 

次第に獣医師が集まり、2007年の1月から中華民国酪農協会主催の毎週1回の定期セミナー(午前講義、午後実習)を開始し本格的に獣医師を指導することになりました。

 

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(彰化県の獣医師と酪農家を対象のセミナー)

 

2007年5月に国立屏東科技大学で第四胃変位症の公開手術を行った縁で客員教授を引き受けることになり、その年の12月から獣医学系で講義をしています。2008年になると国立嘉義大学獣医學系の講義も引き受けて家畜臨床の面白さを教えています。

 

2008年3月から彰化県の獣医師と酪農家を対象のセミナーも開始しました。

 

この間も、獣医師の依頼による診察立会、乳業会社、飼料会社、獣医師会、畜産試験所、家畜疾病防治所(家畜保健所)等の講演会をこなしています。

 

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(講演会での様子)

 

獣医師対象セミナーは2年余り経過しましたが、当初から続いている獣医師は7名、途中参加を含めて延べ約20名になります。

 

私から学んだ知識と技術は他の獣医師にも教えるように話しています。

 

台湾の臨床技術レベルの向上と獣医師と牧場主との信頼関係が醸成し、更なる酪農発展を期待してボランティア活動を続けています。

 

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